「“変わらない”味を提供するために、味を“変える”」
帰宅する電車の中で、このニュースの記事に目が止まりました。
■「いつも変わらぬ味」の正体
みなさんは幼少の頃から販売され続けているお菓子や近所のラーメン屋、行きつけの食堂といった好きな味というものがあるのではないでしょうか。
1966年より販売を開始した「亀田の柿の種」は、長年愛され続けている商品です。それが今やJAXA公認の宇宙食として食べられています。また老舗と呼ばれるラーメン屋、いわゆる昔ながらのしょうゆ味の中華そばを扱うお店は、親子三代にわたって通うファンがいるという。
■時代に合わせて変える
ではなぜ今でも愛され続けているのでしょうか。「亀田の柿の種」のメーカーからのコメントです。
“大切なのはお客様の変化に合わせ、進化を止めないことです。ただし、カリッとした軽快な食感のような、変えてはいけない部分を守り続けることも重要だと思います”
つまり、味・包装やカリッとした軽快な触感を演出するため、膨らみや内部の空洞のなど小さな進化を繰り返してきたということです。
また、老舗と呼ばれるラーメン屋の店主は、「日々の進化なくして、変わらない味は守れない」と言い切っています。時代や嗜好の変化に合わせて、少しずつマイナーチェンジを繰り返しているのだという。
“”(引用元:朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2022.6.4に公開した記事)
■素直にお客様のニーズを読みとる
そんな長年売れ続けているロングセラー商品や老舗の味には、1つ共通していることがあります。それは、その時代の人々が求めているものを満たせるかどうか。
これは、私たちの職務である役員専属ドライバーにも同じことがいえるのではないかと、そんな思いに掻き立てられました。お客様にいつもと変わらない快適さを感じていただくには、声のトーン・ため息・しぐさ・表情といった心の信号を感じ取る、つまり何を求めているのか考える必要があるのではないかと。
■本質は変わらない
世間に求められ続けられるロングセラー商品は、地道な改良の積み重ねが美味しさにつながっています。そして、役員専属ドライバーは、お乗せしている方の快適なポイントを変え続けることで、信頼を得られるのではないでしょうか。
共通して言えるのは、時代や人々の心情が変化しても、人々が求めている満足したいという本質は変わらないかもしれませんね。